蔵元のご紹介

創業嘉永年間。
さつま揚げ発祥の地、いちき串木野市。
参勤交代の宿場町であり、港町として栄たこの市来湊で、これまでもこれからも当たり前を淡々と続ける小さな蔵があります。

代々醸す焼酎は白麹による芋焼酎のみ。
また、蔵の特徴ともいえる熟成によるバランスの取れた味わい。
甕壺仕込みで丁寧に仕込まれる芋焼酎は杜氏の見極めにより、瓶詰めされ出荷せれます。

仕込みは継承されてきた全量総甕壺仕込みで、麹造りももろ蓋を使い、手造りで仕上げていきます。
原料となるさつま芋は丁寧に選別されており、蔵の中にはフルーツのような香りと熟成を待つ原酒が甕ツボの中に静かに詰められています。

手作りである事、そしてこの蔵元の大きな特徴である「熟成」。
代表銘柄である「大和桜」は半年以上の熟成を経てから瓶詰めされます。

そして代々受け継がれてきた伝統をしっかりと守りながらも、その中から近年、新しいスタイルを提案しているのは四代目杜氏の若松徹幹氏。
着飾らない素のままの、彼の纏う空気感はどこか心地よいものを感じます。

「バランスが良い」

白麹が持つフルーツのような甘さ、伸びゆく香り、熟成による味の纏まり、しっとりとした口当たりで飲み心地の良さがじわりと広がります。
そしてそのバランスが高い次元で表現されている美味しい芋焼酎を造ることに真摯に取り組んでいる小さなちいさな蔵元です。

商品銘柄のご案内

【大和桜 25度】

原材料:米麹(白麹・国産米)、黄金千貫

大和桜25度

蔵の代表銘柄。モロ蓋を使い、手造りの麹で伝統の白麹で醸します。
白麹が持つ、爽やかで柔らかさを併せ持つフルーツや柑橘類の香りがのびやかで、甕仕込みによる丸い口当たり。熟成による角の取れた丸みのある味わいに、柑橘類の香りが心地よいキレを演出してくれています。
ロック・水割り・お湯割りと飲み方も幅が広く、お好みに応じて白麹の持つ繊細でフルーツのような心地よい香りと芋の柔らかい香りを楽しんでいただけます。また、杜氏の若松徹幹氏は、柑橘類を絞って炭酸割などでのご提案もしていますので、暑い夏の時期などには是非試してみてください。
店主も夏場は大和桜の炭酸割りでビールいらずで過ごしました。


【大和桜 35度】

原材料:米麹(白麹・国産米)、黄金千貫

大和桜35度

代表銘柄「大和桜」の35度。原酒に近いアルコール度数であるため、旨味や甘味、そして香りだかさは別格です。癖になってしまうくらいの「そのまま」に限りなく近い旨さがあります


【大和桜 紅芋 25度】

原材料:米麹(白麹・国産米)、紅はるか芋

大和桜紅芋 1800ml 1.8L

紅芋を原料に、白麹を使い、丁寧に手造り甕仕込みで作る紅芋焼酎。数量は少ないですが、この芋焼酎を飲んでファンになったという方も多い銘柄です。
華やかな香りが特徴的で、軽やかさと心地よい甘味とキレのある味わいの紅芋焼酎ですが、熟成期間も長く、お湯割りにしても負けないボディの厚みがあります。
ストレート、ロック、水割り、そしてお湯割りとお好みに応じて美味しく飲めます。
店主のお勧めは氷をたくさん入れての水割り、そしてシャンパングラスで飲む炭酸割りです


【大和桜 紅芋 35度】

原材料:米麹(白麹・国産米)、紅はるか芋

大和桜紅芋35度

35度という度数で原酒に近い味わいを堪能できる一本。
香りの鮮烈さと紅芋らしい芋の甘味と華やかさをしっかりと感じられますが、口当たりはアルコールの強さを感じさせない芳醇な心地よさがあります。
店主もお勧めする、一度体験していただきたく思う一本です。


【ヤマトザクラヒカリ 25度】

原材料:米麹(白麹・国産米ヒノヒカリ)、黄金千貫

ヤマトザクラヒカリ 25度 1800ml 1.8L

じっくりと丁寧に造られる大和桜酒造の芋焼酎の中で、最もしっとりと穏やかな甘みが広がる芋焼酎。
国産のヒノヒカリ・コシヒカリを米麹の原材料に使用していることで、口当たりは柔らかく、甘さが引き立つように熟成期間も8ヶ月以上という長期熟成をしています。
店主のおすすめの飲み方は、柔らかい甘味を感じてもらえるように、ロックでお飲みいただけたらと思います。


【ヤマトザクラヒカリ 35度】

原材料:米麹(白麹・国産米)、黄金千貫

ヤマトザクラヒカリ 35度 1800ml 1.8L

5度という度数で原酒に近い味わいを堪能できる一本。
香りの鮮烈さと紅芋らしい芋の甘味と華やかさをしっかりと感じられますが、口当たりはアルコールの強さを感じさせない芳醇な心地よさがあります。
店主もお勧めする、一度体験していただきたく思う一本です


【大和桜 進取 25度】

原材料:米麹(白麹・国産米)、黄金千貫

「大和桜 進取」1800ml 1.8L

季節限定商品。12月初旬発売。

伝統の中から見出す新しさ。新酒の表記ではなく「進取」としたのは、熟成という伝統の中から新たに自ら進んで行うことも大切にしたいという四代目杜氏の若松徹幹氏の気持ちを表現したもの。

新焼酎にありがちなオフ・フレイヴァー(ガス臭や酸化臭)が全くなく、非常にバランスの取れた味わいは、新焼酎としてとても完成度の高い仕上がりです。
ストレート・お湯割りでお勧めしたくなります。


【大和桜 匠 25度】

原材料:米麹(白麹・国産米)、黄金千貫

大和桜 匠 1800ml 1.8L

季節限定焼酎。12月中旬販売。
最低二年間の甕壺熟成を経て瓶詰めされる限定焼酎
熟成というキーワードに相応しく、その穏やかで伸びゆく甘味がどこまでも心地よい逸品。
アルコール感はほどんど感じなく、芋本来の甘味と熟成による深みのある味わいが特徴的です。
まずはストレートでお勧めしております。水割りやお湯割の場合には、ストレートの状態から少しづつ足していく、「ちょい足し」がお勧めです


【大和桜new classic 25度】

原材料:米麹(白麹・国産米)、黄金千貫

四代目杜氏の意欲作。初年度生産本数1800本の超限定品。

newは新焼酎。Classicは8年の古酒。

新しさと懐かしさの融合が見事な味わいを表現した一本。
古酒だけだとまろやかさだけが印象的なのに対し、新焼酎のエステルや柑橘の香りとキレが骨太な骨格を形成しています・
実はど真ん中の王道をゆく芋焼酎なのです。
そしてそれは、大和桜酒造の伝統と今の融合ともいえる芋焼酎で、新しいは懐かしく、懐かしいけど新しい。そんな芋焼酎を表現していると思います。
ラベルの可愛さと味わいのギャップも楽しんでいただけると思います。
お勧めは間違いなくお湯割りです。


【IMO-JIZO 芋地蔵 37度 500ml】

原材料:米麹(白麹・国産米)、さつま芋

IMO-JIZO 芋地蔵 37% 500ml

paperskyとのコラボで実現した限定品。

芋地蔵という名前は、およそ300年前、愛媛の飢饉を救った一人の男とさつま芋のお話から。
悠久のときを経て、愛媛で根付いたさつま芋と大和桜酒造の焼酎作りの技術がひとつになって目が覚めるような華やかな香りと凝縮感のある甘みの芋焼酎ができました。
ストレート、ロックで是非味わっていただきたく思います。


【大和桜 ゆたか 25度】

原材料:米麹(白麹・国産米)、黄金千貫

大和桜

およそ4年に一度、出荷される限定芋焼酎。

原材料となる黄金千貫は掘った後に、2、3ヶ月の貯蔵をかけ、熟成芋にして仕込みに使用されます。
甕壺長期熟成による深い甘味と香味が特徴的で、じわりと口の中に馴染むような口当たりは大和桜酒造の長期貯蔵焼酎ならではで、まずはストレートで飲んでいただきたい一本です。